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公的医療「やればできる」透明性の高い意見交換と信頼・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 本紙主催のシンポジウム「県立病院の『あり方』を語ろう!」で講演した徳島県病院局病院事業管理者の塩谷泰一さんは、病院再建請負人だ

 香川県の市立病院は院長として赴任した直後に自治省から病院廃止勧告を受けるほどだったが、わずか2年で黒字に導いた。現職にあっては沖縄と同じ地方公営企業法全部適用(全適)の下で全国で唯一、2年連続の黒字を維持している

 シンポでは沖縄の県立6病院が独立行政法人化に向かっていることに、公的医療後退を懸念する声が出た。塩谷さんも「赤字は罪悪ですか」と問い「住民が納得する胸を張れる赤字なら構わない」

 さすがに病院経営のプロだ。主張するだけではない。謙虚な反省を身内に求め、奉仕者としての公務員の心意気をくすぐることも忘れない。知事を度々、病院に招き、職員のモチベーション維持に活用した

 徳島の県立病院職員定数の140人増も決まった。トップ(知事)との、透明性の高い意見交換と信頼がこれを可能にした。「(相互信頼があれば)全適でも独法化でもええんです」の言葉には自信がみなぎっていた

 「やればできる」。塩谷さんの言葉には実践者、請負人としての重みがあった。単なる精神論ではない。沖縄の皆さん、このままでええんですか? そう呼び掛けているように思えた。(崎浜秀也)

大弦小弦 沖縄タイムス 2009年3月30日 
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