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更生する意志「受け身」の生活では社会で生活する力が退化する・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 犯罪者が更生する道は十分に開かれているのか。妻と娘が強盗殺人の犠牲になった馬淵隆一マブチモーター会長の提言の記事を読んで考えさせられた

 会長は、逮捕された男2人が刑務所で知り合い出所後の犯行を計画していたことから、再犯防止には「出所後の住まいと仕事の確保が鍵」と指摘。服役期間を社会復帰のための勉強などに充て、自立できるまでの中間施設の設置を提言した

 あまりに身勝手な行為によって家族を殺された人の心は悲しみや憎しみにのみこまれやすい。身を引き裂かれるような煩悶や葛藤を乗り越え、犯罪のない社会のあるべき姿を提示した姿勢に敬服する

 出所後に再び刑務所に戻ってくる受刑者は多い、という。偏見にさらされ、希望する仕事にも就けず捨て鉢になるのか。服役中は、さまざまな職業訓練があるが、うまく実を結んでないのが現実だ

 自身服役した体験を持つ元衆院議員の山本譲司さんは、一つ一つの行動を管理され続ける(刑務所の)生活では「受け身」になり、社会で生活する力が退化すると述べている(4月14日付朝日新聞)

 厳罰だけでは犯罪は減らない。長い目で見れば、塀の内外できちんとしたプログラムの確立が不可欠だ。更生する意志を信じ、人生をやり直す門戸が十分開けた社会でありたい。(平良哲)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年6月8日 
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