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環境影響評価(アセスメント)環境問題への世間の目が厳しくなっている・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 政権交代によって、民主党主導の風が吹いている。ダム建設の中止や生活保護の母子加算復活など、対応の速さは、これまでの閉塞(へいそく)感に風穴を開けるかのようだ

 米軍普天間飛行場の移設問題についても、鳩山由紀夫首相や前原誠司沖縄担当相が、相次ぎ県外移設を視野に入れた見直しに言及した。開いた風穴に吹くのはすきま風ではなく、豊かな未来を実現する風であってほしい

 先日、辺野古移設に伴う国の環境影響評価(アセスメント)準備書に対する審査会の答申が出た。59項目412件もの意見がつき、より精度の高い予測や評価を求める結果となった。学業でいえば、「赤点・追試」という惨憺(さんたん)たる内容だ

 環境問題への世間の目が厳しくなっていることは、鞆(とも)の浦(広島県福山市)をめぐる訴訟で、埋め立て差し止めの判決を見ても分かる。行政が正義を持ち合わせているなら、「赤点」を看過することはできまい

 鞆の浦でアニメ「崖(がけ)の上のポニョ」の構想を練ったという宮崎駿監督は、判決を受けて「どういう生活の質を作っていくかということが課題」と語っている

 辺野古の海岸も鞆の浦に劣らない景観である。仮にこのまま海辺が埋められ基地が建設されるならば、私たちは未来に希望を残すことができるだろうか。行政がどう誠意を示すか、注視したい。(平良哲)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年10月5日 
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