SSブログ

日本農業の再生「百年の大計」取り戻すことはそう簡単ではない・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 基地問題に比べ県内ではあまり話題になっていないが、民主党の政策転換の目玉に農業政策がある。戸別所得補償制度だ

 選挙中からバラマキだとの批判があったが、自民党が戦後、採り続けてきたいわゆる減反政策からすると大きな改革ではある。日本農業の再生をどう考えるか。百年の大計といった長い目で見ると実に重要な問題なのに影が薄いのだ

 日本農業の衰退は食の欧米化による米の消費量低下からくる減反。それによる農業離れが考えられる。食の変化と核家族化の進展は卵が先か鶏が先かの議論だが、ここへ来て光明も見えてきた

 企業の農業参入が脚光を浴び始めているのだ。コンビニ業界が先駆けかもしれない。生産から販売まで中間業者を入れずに自前で賄ってしまおうという発想だ。背景には外国産に対する懸念からくる食の安全への国民の期待もあろう

 NTTコミュニケーションズのように農業分野への参入に向け社員らに生産体験活動を始めた企業もある(9月26日付日本経済新聞)。農業体験を基に生産者情報などをネットで提供するとか

 国策で農業から工業社会へと変えられ、衰退。今度はI・T、消費社会のほうから農業に目が向けられている。皮肉なものだ。ただ農業社会が培った心の豊かさを取り戻すことはそう簡単ではない。(真久田巧)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年10月21日 
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。