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困難なことに大胆にぶつかることを回避してきた日本外交を取り戻す好機・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「馬」も肥ゆる秋の空から降ってきたのが、海兵隊のパラシュートでは食や書を楽しむどころではなかろう。「日米合意」は動かせないと迫る一方、伊江島実施で決まった合意は知らんぷり

 これは詭弁(きべん)を意味する「白馬は馬にあらず」ではないのだろうか。外交力でみれば米国は「千軍万馬」。経験豊富で、したたかさを併せ持つ。対等な日米関係をめざす鳩山政権にどう喝にも似た圧力を加える

 「あん上人なくあん下馬なし」で巧みに操ろうとする。事起きれば同じ手法を取ってきたのが米国流である。気掛かりは受けて立つ政権内に「普天間決着」のプロセスにズレが目立つ点だ

 直近の選挙では民主党の沖縄ビジョンが有権者の琴線に触れたことは間違いない。ひるむことあるまい。「荒馬の轡(くつわ)は前から」。困難なことに大胆にぶつかることを回避してきた日本外交を取り戻す好機だ

 相手の顔色をうかがい拙速に結論を急ぐことがあっては、「小馬の朝勇み」と、最初だけ力が入って政権を取っても力が出せなかったと揶揄(やゆ)もされよう。それではまったく頼りのない「腐り縄に馬をつなぐ」になってしまう

 「馬やせて毛長し」。焦りは知恵を鈍らすという。これまでの発想に固執せず、自由な発想と行動で、「天馬空を行く」の気構えで事にあたってほしい。(石川達也)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年10月24日 
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