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公開「事業仕分け」税金の使途としてふさわしいか、具体的に考える機会ともなる・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 休日だというのに人影はまばら。広々とした空間は民間施設ならあり得ないぜいたくさ。真新しい設備や機器が置かれているが、頻繁に利用されている形跡はない

 鳴り物入りで整備された公共施設を見学して何度か感じたことがある光景だ。しかし、そこに投じられた経費が自分の懐から出たお金の一部であることに思いは至らなかった

 政府の行政刷新会議が2010年度予算編成に向けて行っている「事業仕分け」。廃止や削減と判定された事業一覧を見るとかつて見学した施設などがどういう名目で、幾らかかっていたのかと、いまになって思う

 衆人環視の下、仕分け人が役所の担当者に次々と質問を浴びせ無駄をあばいていくさまは、ある意味痛快である。ふだん考えることのなかった国の事業が税金の使途としてふさわしいか、具体的に考える機会ともなる

 追及される側からは「人民裁判」との恨み節も聞こえる。ニュース映像では、役人が答えに窮して天を仰いだり、「こちらの話も聞いて」と抗議する姿も。一方、法的裏付けや短時間で結論を出す手法への疑問や批判もあるという

 さらに懸念があるとすれば、本当に必要とされている事業が廃止・削減となりかねないことだ。ここは現象面のみにとらわれず仕分けの行方を注視する必要もあろう。(久高将己)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年11月17日 
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