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かぎられた保育料・維持費で、地域の子を地域ではぐくむ・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 鬼ごっこに木登り、陣地取りゲーム、秘密基地作り…。夢中になって遊ぶ子どもたちの生き生きとした表情に、思わずこちらの頬(ほお)も緩んだ

 本紙16日付「水曜グラフ」は、放課後の子どもたちが過ごす学童クラブの様子を写真で紹介している。特別な道具など不要。身の回りにあるわずかな品や仲間さえいれば、その世界は無限に広がっていく

 日中家を空ける共働き家庭にとり、学童クラブは心強い味方だ。当の子どもたちにとっても、学年の枠を超えて異年齢の集団で過ごす「場」は、きょうだいの数も少ない中、社会性を身につける育ちの場ともなっている

 しかしその足元に目を向けると厳しい現実が見えてくる。県学童保育連絡協議会のアンケートによると、適正規模(40人程度)を超えた大規模施設が目立ち、7割のクラブが児童1人当たりの必要面積を確保できていない

 背景には、全国では45%が公営なのに対し、県内学童クラブのほとんどが民営という特殊事情があるようだ。そのため指導員に厳しい待遇を強い、保護者にも割高の保育料を求めざるをえない

 地域の子を地域ではぐくむ力が弱まる中で、学童クラブの果たす役割はこれからますます大きくなるはずだ。子どもたちの確かな成長のため、今こそ行政の積極的な支援が必要だ。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年12月20日 
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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