SSブログ

また新たな年を重ねる「普天間飛行場移設」もはや先送りできない・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 換気扇の掃除は男の仕事と相場が決まっているらしく、家人にせっつかれて数年。きれいな家で新しい年を迎える、というのが一般常識のようだが、年を越して日常に戻ってしまえば忘れるだろうとごまかし続けてきた

 しかしよく見ると、もはや先送りできない状況にあることが分かる。フィルターはハチミツたっぷりの蜂(はち)箱のように詰まり、家人は油のにおいに抗議、電気料も余計にかかっていた。何より毒々しい油が調理中の鍋に落ちる危険性があった

 そんなとき市価の半値で引き受けてくれる清掃業者のちらしが入り、即予約。出費の多い時期であり、台所ぐらいと批判も受けそうだったが、これ以上被害が広がらないよう最も早い解決策を選んだ

 本紙はことしの十大ニュースの1位に「普天間飛行場移設、再検討へ」を選出した。9月に誕生した新政権が掲げた「国外もしくは県外への移設」での解決を、誰もが期待した

 ところが米国にはこれまでの合意の履行を迫られ、関係閣僚の意見の不一致もあり、先送りされた。返還合意から13年がたち、ヘリの墜落事故が起きても、沖縄の過酷な状況はいったん置かれ、また新たな年を重ねることになった

 単なるごまかしや時間稼ぎではなく、県外・国外移設を貫くための「先送り」なら歓迎したいのだが。(平良秀明)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年12月25日 
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。