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選手と沿道が一体となって楽しめる市民マラソンの魅力・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 先日のおきなわマラソンに参加した。当欄で何度もマラソンを取り上げてきた身としては恥ずかしいが、6時間完走のペースメーカーに20キロ地点で置いていかれて早々と心が折れ、完走をあきらめた

 棄権者のバスが来るまでは、と沿道のボランティアから差し出される飲み物や果物をいただきながら、歩いた

 苦しさが減った分、周りがよく見えた。黒砂糖を持った幼い兄弟は競うように声を上げ、自前の消炎スプレーをかける女性は励ましの言葉と笑顔もセットだった。車いすのお年寄りたちは見物がてらか、パーランクーで盛り上げた

 紙コップやスポンジを渡す人の後ろには、散乱したそれを拾う人がいた。必シに走っているときは投げ捨てても許されると思っていたが、1分1秒を争うわけでもないので、礼を言って手渡しで返すよう努めた

 10キロ近く歩き、嘉手納基地内へ。「ヒュー」「グッジョブ」とノリのいい声援に後押しされ、また走りだした。うまく疲れも抜けたようで、時間内にゴールできた

 距離との語呂合わせで「シにいく(42・19)覚悟(5)」が必要と言われたりするが、立派な覚悟や根性がなくても、限界を超えた力を応援が引き出してくれる。選手と沿道が一体となって楽しめる市民マラソンの魅力が、そこにはある。(平良秀明)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年3月12日 
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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