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皆にいい顔をする、政権への「切望」は「絶望」に変わる・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 トヨタ自動車の社名が、創業家の豊田(トヨダ)から濁点を取った読み方に変わった逸話が残されている

 「誰かに教えたくなる社名の由来」(本間之英・講談社)によると、同社は創立前年の昭和11年、新車「トヨダ号」のマークを公募した。デザインを優先し採用した作品を見ると、「トヨダ」ではなく「トヨタ」と誤って表記されていた

 当時は異論よりも、濁点のない方が響きがよく、画数も末広がりの8画で縁起がいいとの声が多く、社名も「トヨタ」に決まったのだという。屈指の世界企業も、命名時の濁点の有無が岐路になったといえる

 そんな濁点は、言葉の意味を一変させる。「刷毛(はけ)に毛あり、禿(は)げに毛はなし」「河豚(ふぐ)に毒あり、福に徳あり」など、落語の枕で「澄むと濁るは大違い」の前振りに続くフレーズが代表例だろう

 「澄むと濁るは大違い」といえば、迷走する普天間移設問題もまさにそうだろう。鳩山由紀夫首相が約束した「最低でも県外」への「希望」は「気泡」と化し、皆にいい顔をする首相の「愛想」の良さは「愛憎」をも生みつつある

 米大統領との会談も不発に終わり、5月中決着が一層厳しくなった。公約の「県外」を「見解」の相違と強弁し、機能分散で県内案をゴリ押しするなら、政権への「切望」は「絶望」に変わる。(稲嶺幸弘)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年4月15日 
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