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ソフトパワー、音楽に限らず対話を重んじる文化力が集まる“基地”なら・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 今年のおきでんシュガーホール新人演奏会は、主催の南城市から初のグランプリ受賞者が生まれ、同時に北欧のオーケストラとの共演も決まり二重の喜びに沸いた

 さすがに上位に入った声楽やピアノの演奏には、素人でも「音」の持つ説得力と、その音を作りつつ伝えるべき表現のために鍛錬を重ねた、音楽への真摯(しんし)な向き合い方が見えるようでうれしくなった

 今年で16年目。クラシック音楽分野の若手登竜門として、早くから世界に門戸を開いた。海外からの応募・入賞者もおり、人口4万人の小さな市と沖縄電力が不況風に負けず継続、世界に発信する意義は大きい

 「演奏水準の高さ」を評価する審査員もいて、これまでの入賞者140人余から国内、海外で活躍する演奏家が出ているのも納得だ。県内にとどめず、国内外で鳴り響く国際コンクールに育ってほしい

 審査員でバイオリニストの松原勝也さんは「音楽は対話です」とプログラムに書いた。演奏家同士の合奏はもちろん作品と、音楽と、そして聴衆との対話で成り立っていると

 安全保障や経済の分野では外交や文化などで他者を引き付け、紛争予防や地域発展につなげるソフトパワーが注目されている。音楽に限らず対話を重んじる文化力が集まる“基地”ならいくらでも負担したいのだが。(上間正敦)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年5月19日 
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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