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それぞれの地域で考えてこなかったからこそ、沖縄の現状がある・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 参院選で沖縄の投票率が全国最低だったことについて先日、県外の読者から投稿があった。米軍普天間飛行場の県内移設に反対する県民大会で示された「怒」の一文字は、全国ワースト1程度のものかと

 読者センターにも県外読者から「沖縄にがっかりした」との意見が寄せられた。耳の痛い話だが、低投票率と基地問題への関心を直接結びつけることへの違和感を覚えた

 そもそも県内移設を進めるとする民主党が候補者を立てず、民意を問うことを避けたのではないか。同じく「県内」を容認する自民党の公認候補も県外移設を訴え、大きな争点とならなかった面もある

 県外で平和運動に携わる人を取材した際、「沖縄はもっと頑張ってほしい」などの声をよく聞いた。しかし、基地や安保問題について、沖縄だけが頑張らなければいけない理由はない。それぞれの地域で考えてこなかったからこそ、沖縄の現状がある

 県民の基地に対する思いは一様ではない。必シの思いで撤去を訴える声もあれば、基地とかかわることで生活の糧を得てきた人もいる。基地を意識することなく日常を過ごす人も多いだろう

 本土と何ら変わらない生活があり、その上に基地の存在がある。その重しをどけるのは誰の役割なのか。沖縄だけが頑張る必要はないとあらためて思う。(浜元克年)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年7月20日 
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