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「親はいても子が育たない」つながりが薄れる時代に、子を取り巻く状況は厳しさを増す・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「親はなくとも子は育つ」ということわざはすでに神話化し、「親はいても子が育たない」現実が次第に広がっているようだ

 大阪市のマンションで見つかった幼児2人の遺体。育児放棄で、無防備の命が失われた。ひと月余り放置され、部屋はごみが散乱し異臭を放っていたという。まさに捨てられるようにして、2人は亡くなった

 逮捕された母親(23)は当初、子育ての楽しさをインターネットに書き込んでいたが、やがて子どもから目を背けるようになったようだ。離婚して一人で育てなければ、という重圧もあっただろうが、「かわいい」だけでは育児はできない

 育児放棄では比較的若い親が目立つのが気になる。個人の問題と言うつもりはないが、早すぎる結婚、望まない妊娠・出産がありはしないか。親の自覚や覚悟がないまま、むずがる子を前に立ち往生する。親が親として育っていない状況が多い

 今回の事件で、市は何度もマンションを訪問したが、親の名前が分からないこともあり強制立ち入りをためらったようだ。生シにかかわるだけに、制度のすき間を埋める対策を早急にたてたい

 周りとのつながりが薄れる時代に、子を取り巻く状況は厳しさを増す。家庭の態様に合わせた法整備が必要だ。子育ての喜びが誰の元にも広がる手だてを育てたい。(平良哲)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年8月2日 
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