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大切な食材「豚肉」消費減少がさらに進めば生産者も育たない・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 新型インフルエンザは報道当初、豚インフルエンザと呼んでいたが、4月29日付紙面から名称を改めた

 世界保健機関(WHO)が「新型インフル」発生と認定したからだ。豚肉を仲介してウイルスが感染するとの誤解を与えかねず、人から人への感染拡大局面に入った今となっては、豚は関係ないので当然だ

 それでも関東市場では、輸入豚肉から国産へのシフトで、国産の枝肉価格が急騰。この動きに連動して、県産豚肉の生産者価格が上昇した。連休明けには、さらに値上がりすると関係者はみている

 昨年、飼料や原油価格の高騰などで、普段の食卓に載せづらくなった国産牛肉。代えた県産豚の焼き肉やしゃぶしゃぶは肉質の向上やうまさを再発見させてくれ、買う回数も増えた

 値ごろ感があったのは昨年7月以降、輸入品増加の影響で「価格の異常な下落」が続いているから、らしい。今後、生産者価格の上昇が続いた場合の小売りへの転嫁は避けてほしいが、飼料高騰とダブルパンチにあえぐ生産者にも気をもむ

 消費者は生産者・販売側に権利ばかり求めがちだが、同時に義務もあると専門家は強調する。減少する豚肉消費がさらに進めば生産者も育たない。「食べないのは鳴き声だけ」と言われるほど大切な食材への認識を深める機会かもしれない。(与那嶺一枝)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年5月3日 
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