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もらえる金と出て行く金「5月病」景気浮揚へ大いに消費してほしい・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 風薫る5月。穏やかな天気が続く季節に、毎年家計を悩ますものがある。自動車税や自動車保険、固定資産税、子どもの給食費や授業料などの支払いだ

 新年度が始まり役所などが真っ先にやる業務なのだろう。払い込み期限が1カ月内のものが多い。過去に何度か滞納した負い目がある身としては、やりくりを考えるだけで、穏やかな気持ちは吹き飛ぶ。さながら新型「5月病」だ

 冬と夏のボーナスの谷間にあって、“招かれざる客”の訪れに、戸惑う人は少なくないはず。家計の負担を軽くするために、期限の設定を緩やかにしたり、ずらしたりして、支払いを分散することはできないものか

 先般、定額給付金の通知が届いた。もらえる金と出て行く金を計算すると、マイナスになった。結果、給付金もぬか喜び。「景気浮揚へ大いに消費してほしい」と言う政治家の言葉がうらめしい

 給付金支給に合わせ税金滞納者の預金を差し押さえる自治体も現れた。窮地に陥っている地方財政の一面も垣間見えるが、本来、個人が決めるはずの使い道を一方的に制限するのはどうか。景気刺激という目的とかけ離れてしまう懸念もよぎる

 年末年始同様、年度初めは何かと物入りの時期。ただでさえ渇きつつある懐を火の車にしないためにも、さまざまな算段が必要だろう。(平良哲)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年5月11日 
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