SSブログ

真の「良き隣人」になるためには、まずルールをフェアにしなければ・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 普天間に残るAサインバー。といってもその制度はないので額入りの許可証と、天井を埋め尽くした1ドル紙幣が往時のまま

 紙幣は、ベトナムなどの戦地に赴く米兵らが、帰還を約束して張ったのが始まりだという。その数ざっと3000枚。いまでも若い米兵や軍属が訪れにぎわう。気が合えば一緒に飲んでカラオケを歌い回し、興に乗って腕相撲も

 勢い相手の雰囲気をみて政治的な話題に。「米軍が沖縄に駐留する意味はあるか」とか「日米地位協定は不平等だ」と言っているつもりだが、英語力の問題で意思疎通できずウヤムヤのまま終わる

 または、こちらの自転車チーム練習に参加したり、大会で競って知り合いになる人も。イラク派遣前は無事を願い、転勤で沖縄を去るときはお礼のホームパーティー。スポーツを通じた交流なので、微妙な基地問題には触れない

 彼ら個々人に責任はないが、やっぱり地位協定の不平等さには納得がいかない。公的行事で酒を飲み帰宅することまで「公務」なんて、あり得えるか。両政府が見直しへ協議中というが、遅すぎる

 日本がのむ形で合意した1956年といえば島ぐるみ土地闘争のころ、名実ともに占領時代だった。真の「良き隣人」になるためには、スポーツと同じように、まずルールをフェアにしなければ。(山城興朝)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年6月20日 
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。