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「生きてるだけでそれだけで」テレビだけでは分からない世界がきっとある・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 取材した医師によると、飲み食いが多い年末年始よりも、夏場が太りやすいという。理屈は分かるが、疲れた体は快適さに勝てず、ビール・テレビ・クーラーの最強トリオの世話に

 頭を空にしたい時はお笑い番組。腕一本に懸ける芸人の生きざまにもひかれる。ただ皮肉なことに、人気が出るほど飽きられるのも早い。特にギャラの安い若手は、芸を磨く時間も与えられないまま画面から消えていくようだ

 県出身の腹話術師「いっこく堂」が1日、キジムナーフェスタに出た。実は彼も同じと思っていた。一世を風びしたのに最近テレビで見かけなくなった、というだけの理由で

 開演後、それは単なる取材不足と知る。2003年の全米ツアーを皮切りにアジア、欧州、南米でもまれてきた芸は幅が広がり、完成度を増していた。老若男女で満員の会場は爆笑の連続だった

 師匠(人形)とのデュエット「生きてるだけでそれだけで」も心に響いた。この歌には、中学時代の壮絶ないじめや、29歳で独学で始めた腹話術の苦労など、逆境を越えてきた彼の「人生いくらでもやり直せる」というメッセージが込められていることも後で知った

 子どもらの夏休みも折り返し点を過ぎた。重い腰を上げ、快適な居間を出よう。テレビだけでは分からない世界がきっとある。(平良秀明)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年8月7日 
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