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4年ぶりにめぐってきた大事な打席「球筋」を見極めたい・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 たった一つの「白球」の行方を追う球児の姿は理屈抜きに清々しい。ふるさとの代表校が敗れたのは寂しいが、晴れ舞台に立つ彼らの背には、全国約4000校の夢かなわなかった球児たちのドラマもある

 立秋過ぎても日差し緩まぬ葉月は、甲子園だけではなく、政治をめぐる熱き戦いも佳境を迎えつつある。衆院選はいよいよ公示が迫った。各党が掲げるマニフェスト(政権公約)が出そろった

 野球になぞらえればそれぞれの「持ち玉」も特徴がある。子どもの教育費をめぐっては各党とも大盤振る舞いだが、財政立て直しでは消費税の引き上げ論議では立場の違いが目立つ。米軍基地の負担軽減を含む外交・安全保障分野でも温度差がある

 どの政策が優れているのか。実効性を伴う中身になっているのか。ボールを受け取る有権者一人一人の考え方でも変わるだろう

 要は政党が投じたボールを十分に見極める「選球眼」ではないだろうか。立候補を予定している人たちは、有権者の目をごまかす「くせ球」ではなく、真っ向勝負のストレートで勝負を挑んでほしい

 選挙ありきのその場しのぎで、公約が口約になってしまっては国民の怒りは収まらない。選択する側にとっては4年ぶりにめぐってきた大事な一打席。見逃すことなく、「球筋」を見極めたい。(石川達也)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年8月15日 
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