SSブログ

米軍普天間飛行場の移設問題「公約」に沿って前政権の政策を矢継ぎ早に変更する姿との落差・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 風刺を利かせた創作小話で知られる落語家の三遊亭楽春に、政治家の公約を皮肉ったこんな作品がある

 「選挙を前にして公約、公約と連呼が各地で聞こえてるね」「でも公約連呼の大安売りには気をつけたほうがいいよ」「なぜだい?」「大安売りの膏薬(公約)はすぐに剥がれるからさ」

 米軍普天間飛行場の移設問題をめぐる鳩山政権の煮え切らない対応をみると、先の小話についうなずいてしまう。総選挙で大勝した鳩山由紀夫首相率いる民主党は、代替施設の「県外・国外移設」を訴えてきたはずだ

 だが、政権交代後は、外務、防衛の両大臣も「これまでの経緯を検証したい」と歯切れが悪い。難題の対米交渉があるとはいえ、ダム開発の中止など、公約に沿って前政権の政策を矢継ぎ早に変更する姿との落差が際立つ

 選挙前、「最低でも県外」と明言していた鳩山首相の方も「大事なのは県民の総意」と繰り返し、腰が引けた印象を深めつつある。「マニフェストに『県外移設』とは書いていない」と民主側も予防線を張り始めた

 東京の川柳愛好家グループが公募した「総選挙川柳」の秀作にこんな一句があった。「バラの花咲くと公約枯れてくる」。もしや、あれは「公約」でなく、選挙が終わればすぐに剥がれる「膏薬」だったのですか、鳩山さん?(稲嶺幸弘)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年10月15日 
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。