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初心者にありがちな「那覇大綱挽」押し合い圧し合いは祭りの醍醐味・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 11日の那覇大綱挽(ひき)でちょっとした恐怖を味わった。空手ガーエーなどが終わり、男綱と女綱をカヌチ棒でつなぐため、会場の久茂地交差点中央に「綱寄せ」が行われたときのこと

 長さ200メートル、重さ43トンもの綱を人の力だけで移動させるのだが、会場中央部に綱を引く人がなだれ込み、右へ左へ人波にもまれて撮影どころではない。正直、カメラを守るのがやっとだった

 会場では映像の生中継などはなく、人垣の後方からは何も見えない。シャッターチャンスを狙って、報道陣はもちろん、観客も必然的に中央部に押し寄せてくる

 携帯電話で画像や動画を撮るのはまだしも、報道陣と同じように自由に撮影させるよう求める観客もいる。また綱引き後は、縁起物の手綱を持参した刃物で切り取る外国人や若者の姿が目立った

 過去に取材した同僚は、綱寄せでの筆者のパニックを「初心者にありがちな」と笑うが、実際泣きながら会場から離れる男児もいたし、笑えないケースがあるのも事実

 ただ、綱引きそのものに混乱はなかった。押し合い圧(へ)し合いは祭りの醍醐味(だいごみ)であり、手綱を土産に皆、満足そうに帰路についていた。それだけに綱寄せの方法やガーエーの見せ方、観客の撮影や刃物の持ち込みなどは、来年の40回大会に向け、一考に値すると思うのだ。(平良秀明)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年10月16日 
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