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新聞週間「新聞と私」将来に希望がもてる、再び手にするのを心待ち・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 少し遅めの夏休みをもらい、県外を旅した。移動先で新聞を読むのも、楽しみの一つ。今なら政権交代の地方への影響がひしひしと伝わってくる

 新聞週間にちなんだ、ある記事が心に残った。夫が派遣切りに遭い、その後に離婚。経済的に厳しくなりやむなく新聞購読をやめた女性からの手紙が新聞社に届く。記者が訪ねて話を聞いている(15日付朝日新聞大阪朝刊)

 かつては家族で取り合うように紙面を広げ、隅々まで読んでいた。料理のレシピや節約法、健康の話題、病を克服した人の話…気に入ったり励まされたりした記事は、切り抜いて冷蔵庫に張ったという

 50代のその女性は現在求職中。「働くところを探して、頑張って、また読みたいなあ」。親しんだ紙面を再び手にするのを心待ちにしている。新聞に携わる一人として、一日も早くその日が訪れるよう願わずにはいられない

 本紙も、新聞週間初日の15日に「新聞と私」と銘打って各界の読者の声を掲載した。「きめの細かい情報が入手できる」「考える手がかりになる」「地域の環境問題をもっと取り上げて」「専門記者をぜひ育てて」―さまざまな意見が寄せられた

 厳しい指摘も新聞の果たす役割が期待されているからこそ。現実を冷静に見つつ、将来に希望がもてる紙面を心掛けたい。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年10月18日 
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