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傍観者にならない活動「君を守り隊」人間関係が崩れないうちに・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 ハブる。ハブられる。沖縄に生息するドク蛇をもじった造語ではなく、特定の人を仲間はずれにするムラ八分が語源の若者言葉

 重松清さんの短編小説「ワニとハブとひょうたん池で」の主人公ミキは14歳。前触れもなく級友から「ハブられた」。ハブる側はゲーム。陰湿な仕打ちで何度となく心が折れそうになるが、「仲良くしようなんて思うからつらくなる」と気丈に振る舞う

 親や先生に相談することを「そんな恥ずかしいこと、できるわけない。プライド」と。大人はそんな思春期の心情を忘れ、「すぐ相談しなさい」なんて平気で言うから始末に負えない

 県内で同じ世代が友だちをシに至らしめる悲惨な事件が起きたが、犯行内容にやりきれなさが募る。体格はほぼ大人と同じだが、心はまだまだ子どもなんだと

 ミキの言葉に耳を傾ければ、大人の私たちは子どもたちを誤解してはいないだろうか。思春期の心を理解し、彼ら、彼女らと接しているか。学校だけの問題ではない

 茨城県の下館中学校は15年前に生徒会を中心に「君を守り隊」を結成。生徒ほぼ全員が傍観者にならない活動を続け、保護者や地域にまで効果が波及しているという。教師の坂入秀範さんは「根絶は無理だが、人間関係が崩れないうちに手が打てる」という。知恵を絞れば手がかりはある。(石川達也)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年11月28日 
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