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希望とは、行動によって具体的な何かが実現するという強い願い・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 新しい年が明けた。個人的には、遠出をするわけでなく家族でつつましく迎えた2010年

 暮れの大そうじもはかどらず、元日に年始回りを少々という程度で、ほとんど日常の延長線上。それでもおのずと背筋がピンと伸びるのは、真っさらの1年に何らかの希望を見いだしているからだろう

 正月の風物詩となった駅伝が人々の心をとらえるのも、走者たちが心を一つに1本のたすきをつなぐ姿に、きずなを感じ、その先に希望を見ているからではないか

 1日付本紙の第2集は「コドモのチカラ」と題してスポーツや音楽、遊びなどさまざまな分野でキラリ光る県内の小中高校生たちを紹介した。「夢は金メダル」「世界一のギタリストになりたい」「たくさんの人を楽しませたい」と何とも頼もしい

 不安材料ばかりが目に付き閉塞(へいそく)感が漂う大人社会。その影響が子どもたちにも及びがちな中、好きなことに熱中し夢にいちずなヒーロー・ヒロインたちの瞳の輝きに、やはり希望を感じずにはいられない

 希望と社会の関係を考える「希望学」。その研究に取り組んできた東京大学社会科学研究所教授の玄田有史さん曰(いわ)く「希望とは、行動によって具体的な何かが実現するという強い願い」。何があろうとも希望だけは失わない、奪われることのない1年でありたい。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年1月3日 
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