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全国一早い桜まつり、厳しい冷えをしのぎ、暖かくなれば一気・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 寒い。本島地方では元日から最低気温が平年を下回る日が続いている。4日は伊是名や粟国で8度台、久米島で9度台と冷え込み、引き続き厳しい年を暗示するかのような仕事始めとなった

 翌5日は南大東で6・1度(平年値14・6度)を観測した。大陸から流れ込んだ寒気が、雲のない好天の朝に起こる放射冷却現象と相まって、凛(りん)とした冬の朝を演出した

 194年前の今日は、さらに上をいく寒さだったのだろうか。琉球王朝の歴史書「球陽」に、1816年のこの日、久米島と伊平屋で雪と雹(ひょう)が降ったという記録がある

 時は琉球処分(1879年)よりも前。実際の雪を見知る人物による記述だったのか疑問は残るが、そこは人知及ばぬ自然のなすこと。「百年に一度」の大寒波に襲われていたのかもしれない

 今季のヒカンザクラは昨年の大晦日(おおみそか)に観測史上最も早く咲いた。全国一早い本部町八重岳の桜まつりは来週16日から始まる。昨日は下見を兼ねて山頂まで足を伸ばしてきたが、三分咲きが5、6本といったところだった

 ヒカンザクラの花芽の成長には低温の環境にさらされることが必要で、寒い北部から暖かい八重山へと桜前線が南下していくのはそのせいだ。厳しい冷えをしのぎ、暖かくなれば一気。満開の桜から沖縄経済も元気をもらいたい。(平良秀明)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年1月8日 
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