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再建を目指す日本航空(JAL)沖縄の生命線でもある観光への打撃・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 かつて、「鶴丸」マークは空を縦横に飛び、焼け跡から復興した日本の名を世界に知らしめた。パイロットや客室乗務員は憧(あこが)れの職業だった

 1951年に創設された日本航空(JAL)が危機だ。予定されている会社更生法の申請は、「還暦」を前にした事実上の倒産といえ、最高経営責任者(CEO)に就任する京セラ名誉会長の稲盛和夫氏(77)の下、企業再生支援機構による再建を目指す

 自動車と航空業は、国の経済力を測る物差しになる。ハイブリッド車人気で業績が上向く兆しがあるが、世界同時不況で落ち込んだ自動車。燃料高騰などで客足が伸びない航空業。この低迷は気掛かりだ

 とりわけ、日航は満身創痍(そうい)。国力への信用も揺らぎかねない凋落(ちょうらく)ぶりだ。金融危機を自力でしのいだ全日空に比べ、「半官半民」でスタートした日航に、お上頼みのおごりやひ弱さがなかったか

 日本トランスオーシャン航空(JTA)や琉球エアーコミューター(RAC)、県内の傘下ホテルへの影響も懸念される。沖縄の生命線でもある観光への打撃を最小限にすることが求められる

 不安定な気流の中にあっても、乗務員の笑顔や機長の落ち着いたアナウンスは、安心感を与える。日航の新しくまとう翼が、信頼と安心に包まれ、力強いものであってほしい。(平良哲)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年1月18日 
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