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草刈りにヤギを活用、環境にも財政にも優しく・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 小さいころ苦手だったが今は大丈夫という食べ物は誰しもあるだろう。筆者の場合「ヤギ」だ。つぶす現場に立ち会った経験があるからか、におい、見た目、フーチバーの苦さ、全部が嫌だった

 ところが大人になって祝い事が増え、酒席に参加するようになると、ショウガ醤(じょう)油(ゆ)で刺し身をつつき、フーチバーたっぷりの汁を楽しめるようになった。栄養価の高さから「ヒージャーグスイ」と言われてきたヤギの価値をようやく知った

 その価値は食用だけにとどまらない。那覇市役所は銘苅墓跡群の草刈りにヤギを活用しているが、年140万円ほどの経費節減になるというから大したもの(19日付25面)

 鳥取県は遊休農地対策で「レンタルヤギ事業」を進めている。知事公舎でも放牧が行われ、ヤギの人懐こい性格と、のんびり草を食べる姿が癒やしの存在として児童らの情操教育にも一役買っているそうだ

 草刈り機と違って燃料いらずで環境にも財政にも優しく、飼育が簡単で乳製品の収入も期待できるとあって中国、近畿など各地で広がりを見せている

 それならばどんどん増産し、肉料理にも挑戦してほしい。日本の畜産技術なら、和牛ならぬ和ヤギのブランドが各地で生まれるはずだ。おいしい食べ方は沖縄から発信しよう。もちろん、泡盛もセットで。(平良秀明)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年1月22日 
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