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世界標準の文化的な営みを「教養」とする余裕が生まれ・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 〈サー 君は野中のいばらの花か サーユイユイ〉で始まる「安里屋ユンタ」。三線ビギナーの定番曲で、時には酒席で県外の人と口ずさむ。沖縄に触れる“窓口”として交流の場に欠かせない民謡の一つだ

 その旋律をバイオリンで練習した中国深〓市の音楽学校生が9日、南城市の佐敷中学校吹奏楽部と共演。管楽器の輝く音を弦楽器の優しい響きが包む。会場は合作のユンタに万雷の拍手で応えた

 音楽学校は中国バイオリン協会の張永力常任理事が主宰、深〓を拠点に全国20都市2000人の子が課外活動として学んでいるそうだ。専門家養成ではなく「教養教育」の一環という▼深〓は香港の後背地。改革開放政策の窓口として発展し、今や東京規模のメガロポリスだ。5年前に取材した時も、欧州高級車が並ぶショッピングセンターの駐車場に驚き、30階超のビル群に目がくらんだ

 世界標準の文化的な営みを「教養」とする余裕が生まれた中国。もはや「眠れる獅子」と例えられない。県の観光政策も、中国を中心としたアジアからの外国人観光客誘致に力を入れ始めている

 沖縄の印象を「やさしい心遣いに触れ、家庭に戻ったよう」(張理事)と感じ、「友情のスタート」と今後も沖縄と交流を発展させる考えだ。心の通った民間主導の交流を今後も期待したい。(上間正敦)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年2月10日 
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