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最愛の子を失った親の悲しみ、無念さは想像に余りある・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 老いた者からシぬことを順縁、親より子が先立つことを逆縁という。事件や事故、病気で最愛の子を失った親の悲しみ、無念さは想像に余りある

 先日届いた訃(ふ)報(ほう)も悲しいものだった。亡くなったのは西原町立坂田小学校6年、外間新野君。13日、野球の練習をしている時に突然、心臓発作に襲われ、わずか12年という短い生涯を閉じた

 父親の一先さん(高校教諭)が以前、弊社で職場研修をしていたご縁はあるが、新野君とは面識はなかった。ただ、同じ6年生の息子がいる筆者にとって、元気だったわが子が突然逝った親の心情を察する時、胸がつぶれる思いがする

 訃報の後、新野君が弊社企画の「沖縄こども環境調査隊」のメンバーだったことを知った。昨夏、グアム島に派遣され、自然界では絶滅したグアムクイナの飼育と繁殖の状況を学んだという

 当時の記事で、新野君が調査を終えた感想をこう話している。「グアムクイナの絶滅を外来種だけのせいにしていた。本当に悪いのは人間で、心をいれかえようと思った。たくさん学んだ」

 卒業式を来月に控えた新野君は、春から始まる中学生活に胸を躍らせていたに違いない。元気だったらきっと、環境問題にも熱心な、心優しい青年になっていただろう…。そう思いながら、先の記事を読み返している。(稲嶺幸弘)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年2月18日 
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