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子どもを生み育てる環境づくり、幼い子どもを抱えて働く親たち・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 桜が満開のころか、あるいは緑葉が目立ち始めたころだったか―。7年前のことで記憶があやふやだが、希望する保育園に息子が入園できるかヤキモキした日々を思い出す

 育児休業も終盤に入り職場復帰の時期が近づいていた。おそらく大丈夫だろうと楽観視しつつ、周囲から伝え聞く厳しい状況に不安も感じていた。内定通知にひとまず安堵(あんど)したのを覚えている

 認可保育園への入所を待つ「待機児童」の問題がなかなか解決しない。そのため「年度途中では入所が困難」と新年度に合わせて、育児休業を切り上げる決断を迫られた親たちがいる。公的助成が少なく厳しい運営環境に置かれた認可外園を頼る親も多い

 うるま市が、18歳未満の子どもに対する事業に活用できる「うるま市こどもゆめ基金」を創設する方針を固めた。この基金を使い、認可園の増改築や認可外園の認可化などにも取り組むという

 県などによると子育てに特化した基金は県内で初めて。各自治体とも厳しい財政事情の中で、安心して子どもを生み育てる環境づくりに力を入れるその姿勢は、市全体の活力につながることだろう

 本来、幼い子どもを抱えて働く親たちが保育園を利用するのは当たり前のこと。その仕組みに「サクラサク」ばりのハードルがある現状は明らかにおかしい。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年2月21日 
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