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休暇分散化「観光は水物」と呼ばれ、時の条件に左右されやすい・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 プロ野球春季キャンプが2月いっぱいで終わった。3年連続過去最多の9球団が県内に集中したが、今年の経済効果は今ひとつ雲行きが怪しいようだ

 受け入れ関係者によると、まず、冬季五輪と重なり報道陣が少ない。観客数は天候不順で前年より2割程度少ない地域があるなど、経済効果は前年割れがささやかれている

 10年来試算を続けるりゅうぎん総合研究所の分析では、例年、宿泊と飲食、土産物購入に多くの金が落ち、県外客の多寡が経済効果を左右している。公式戦の成績も客足に響くなど、沖縄側の努力だけでは効果が上がらない、外部依存性の高い構図がうかがえる

 一方で、昨年のNAHAマラソンは史上最多の約3万人が参加、県外のランナーも増えた。同研究所は、入域観光客が減少傾向にある中で「景気の影響を受けにくい目的型のイベント」による集客を評価している

 政府が導入を検討する「休暇分散化」が過日、明らかになった。地域別に連休をずらし、観光需要を高めるという。ただすでに「社会の混乱」などと指摘され、拙速な導入は禁物だ

 「観光は水物」と呼ばれ、時の条件に左右されやすい。観光を県経済の先導役とする沖縄は外部環境の変化を「不可抗力」としてあきらめず、水漏れを小さくする英知も一層問われそうだ。(上間正敦)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年3月3日 
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