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「いないいないばあ」赤ちゃんだからこそ美しい日本語と最高の絵を・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 40年余り前に出版され、今も書店の本棚に並ぶロングセラーの絵本がある。松谷みよ子さん文、瀬川康男さん絵の「いないいないばあ」(童心社刊)

 部数が400万部を超える同書は、シンプルな言葉と温かみのある絵でつづられた赤ちゃん向けの絵本。その絵を描いた絵本画家の瀬川さんが、2月に77歳で亡くなった

 訃(ふ)報(ほう)を伝える記事に、絵本の表紙の写真を掲載した全国紙もあったほど。絵を目にすれば遠い日がよみがえり懐かしさを覚える人も多いのでは

 乳児健診の会場などに読み聞かせの場を設け、このような赤ちゃん向け絵本をプレゼントする「ブックスタート」を行う自治体が県内でも増えている。絵本を介し親子のふれあいを促す子育て支援策の一環だ

 同事業に参加した那覇市の保護者に対する3年後の追跡調査では、「毎日絵本を読むきっかけになった」など読書環境づくりに役立ったとする感想をはじめ「子育ての行き詰まりを読み聞かせで乗り越えることができた」との声も

 「いないいないばあ」刊行当時、乳児向けの絵本は皆無に等しかったと松谷さん。「赤ちゃんだからこそ美しい日本語と最高の絵を」と本の帯に寄せる。作者のそんな思いが込められた絵本は、親から子へ、そのまた子へとこれからも読み継がれていくだろう。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年3月7日 
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