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「エープリルフール」笑いのセンス、それを受け止める度量も問われる・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「首相、閣僚に外国人起用、サッチャー氏らの名」。朝日新聞が1999年4月1日の朝刊にこんな見出しの記事を掲載して波紋を広げたことがある

 当時の小渕恵三首相が大臣ポストに外国人枠を設け、有力候補としてサッチャー元英国首相らの名が挙がっているとの内容。実は、記事はエープリルフールにちなんだ全くの作り話だった

 記事に対し、小渕首相は「(登用するなら)もっと若い人がいい」とジョークで切り返したが、読者からは「ふざけ過ぎ」とのクレームが圧倒的に多かったらしい。(「世界のエープリルフール・ジョーク集」中央公論新社)

 きょう4月1日はエープリルフール。ユーモアあふれる嘘(うそ)で相手をかつぎ、双方が楽しむ日である。当然ながら、笑いのセンス、それを受け止める度量も問われることになる

 でも、始末に悪い嘘のような本当の話もあり、反応に困る場合がある。普天間移設問題で政府が検討する勝連沖埋め立て案が最たるもので、事実ならばかげてるし、エープリルフールを先取りしたジョークだとしたら、センスのかけらも感じられない

 そんなニュースと不況風で気もめいりがちな毎日なら、新年度が始まるのを機に、楽しい嘘で気分を一新してみませんか。ただし、あなたのセンスが試されることもお忘れなく。(稲嶺幸弘)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年4月1日 
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