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「最後まであきらめない心」ひたむきなプレーが持つ力は大きい・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「勝利への執念と信念。最後まであきらめない心」―興南高校がついにやった。実際の空模様はここ数日すっきりしないが、堂々の優勝に沖縄中が快晴だ

 決勝戦は、追いつ追われつの手に汗握る展開。多少の固さはあったものの、ピンチでも落ち着いた様子なのに感心した。選手同士そして監督と選手とが、強く結ばれている証しだろう

 「選手たち一人一人が生まれ変わった気がした」―我喜屋優監督は試合後のインタビューで、前日とほぼ同じ言葉を口にした。試合を重ねるたびに、チームとしても個人としても成長していく。高校野球の醍醐味(だいごみ)を感じた

 県勢としてセンバツ初出場からちょうど半世紀。嘉手納高校と共に沖縄から初の2校同時出場という記念すべき大会に、輝かしい記録が刻まれた。沖縄の高校野球の底力の勝利だ

 甲子園で興南旋風が吹き荒れている間に、新年度が始まった。多くの若者たちがふるさと沖縄を離れ、新天地で就職や進学と新たな一歩を踏み出した

 心細さを感じつつ初の週末を迎えた人もいるだろう。テレビやラジオから聞こえる、スタンドの指笛やおなじみの「ハイサイおじさん」の演奏に、自ら励まされた人も少なくないのでは。もちろん「最後まであきらめない心」にも。ひたむきなプレーが持つ力は大きい。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年4月4日 
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