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責任の押し付け合い、連携不足が解決の遅れ・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 尋常ではないと感じたのだろう、「(状況を)伝えた」と一方の関係機関は言い、その相手とされる別の機関は「相談を受けた記録はない」。さらに別の機関は調査もせずに「深刻な事案ではない」と判断していた

 数年前に県外で、母親が娘を約8年も「監禁」状態にしていたことが明らかになった。その後の検証で学校、児童相談所、自治体の連携不足が判明。各機関で情報や認識を共有していればもっと早く救出できたという

 こうした児童ギャク待などの深刻な事態で、行政機関の連携不足が解決の遅れの一因と推測できるケースがしばしばある。報道で明るみに出てから事態が動きだすことも少なくない

 うるま市の民家敷地内で信管付き米国製対戦車りゅう弾が5カ月間放置されている問題も、同様では。市や沖縄防衛局、県も把握しながら責任の所在が不明確なまま、処理されずにいる

 それぞれに立場があり経緯があるのは分かるが、大惨事につながりかねない事態にもかかわらず一方は「正式な文書か責任者が直接依頼すべきだ」、他方は「処理を引き受けると思っていた」など何とも悠長だ

 「夜も眠れない」と不安を訴える住民が一日も早く平穏を取り戻せるよう迅速な解決を求めたい。行政の責任の押し付け合いのとばっちりを受けては、たまらない。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年4月11日 
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