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「未来を壊さないでください」問われているのは為政者だけではない・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「基地がある故の苦悩から早く私たちを解放してください」高校生代表の女子生徒が、壇上から力強く訴えた1995年の県民総決起大会

 県内ではその後も、基地問題などをめぐり大規模な大会が開かれてきた。静けさの中に万余の怒りが渦巻く会場で、参加者の胸をひときわ打ったのは、子どもたちの声だ

 沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故に抗議、普天間飛行場の早期返還を求めた2004年の宜野湾市民大会。「(現場の)黒い壁はいつか消えると思うが、わたしの心の黒い壁が消えることはない。不安、怒り、恐怖も」と中学生代表の一人

 「なぜ日本政府はこの地域の歴史そして現実を見てくれないのでしょうか」。こう訴えたのは、金武町の米軍都市型戦闘訓練施設での実弾射撃訓練に反対する県民集会(05年)での子ども代表だ

 そして昨年11月、普天間飛行場の県内移設に反対する県民大会。家族で登壇した小学生は鳩山由紀夫首相に向け声を張り上げた。「約束は必ず守ってください。海を、未来を壊さないでください」と

 真摯(しんし)な訴えは胸に突き刺さる。問われているのは為政者だけではない。子どもたちを安らぎの中ではぐくむべき、沖縄に生きるわたしたち一人一人もまた。25日の県民大会であらためて決意を、パワーを強く示したい。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年4月25日 
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