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県内・県外、移設が厳しい「愚直に」沖縄の現状を見て対話を重ねれば・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 米軍機の爆音がやむのは米国の祝・休日か、日本のVIPが来県する日ぐらいだと県民の間では皮肉交じりに語られてきた。鳩山首相が普天間基地を視察した4日は、首相への説明も遮る爆音がとどろいた

 続いて開かれた住民との対話集会で、首相はメモを取り、丁寧な言葉遣いでこたえるものの、声や表情は単調で、何が何でも県民を説得しようという気迫は感じられなかった

 県外・国外移設を米軍や全国の自治体と交渉してきた形跡が見られず、「最低でも県外」の公約をほごにした経緯の説明もないままでは、政権交代で期待値が高まった県民を納得させられるはずがなかった

 ただ、現役首相が沖縄を訪れ、1時間超も県民と直接対話したことは異例であり、評価すべきだ。しかも首相は「県民の気持ちを学びたい」と2度も訴え、再来県の意志を示した。それが真意なら、希望は残る

 先月の党首討論後、首相は「(現行案を拒んだ)愚直さを今こそ生かしたい」と言っていたが、4日の来県で辺野古修正案をはじめ国内への移設が厳しいことは学んだと思う

 時間はまだある。沖縄の現状を見て対話を重ねれば、選択肢はおのずと「国外」になるはずだ。首相が「愚直に」理解を求めるべき相手は、県民ではなく米国であることを知ってほしい。(平良秀明)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年5月7日 
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