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孤立を防ぐための、つながる「場」孤独や絶望の深さ、壮絶な苦しみ・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 つながる―。普段、何げなく使っているその言葉の重みを意識させられたことがある

 「この会につながっていなければ、今ごろ自分はどうなっていたか」。以前、取材で足を運んだ、薬物依存からの回復を目指す自助グループの会合。自らの体験を発表するメンバーたちが、異口同音に語っていたのが印象に残った

 その言葉からは「つながる」に至るまでの孤独や絶望の深さ、壮絶な苦しみがうかがえた。同時に、同じ悩みを抱える人々が結びつき、手を携えて困難に立ち向かうことの力の大きさをも感じた

 反ヒン困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんが、出身高校での講演で、現代社会の生きづらさを語っている。「競争主義の社会は、横に人がいない社会」「そこをもう一回、『仲間のいる社会』につむぎ直していかないといけない」(11日付朝日新聞)と

 警察庁によると昨年の自サツ者(確定値)は3万2845人。12年連続で3万人を超えた。原因・動機は複合している場合が多いものの、「失業」や「生活苦」が増えるなど不況の影が顕著に現れているという

 人をシに追い込むほどの問題の解決は容易ではない。ただ、どれほど深刻な状況にあっても、つながる仲間がいれば光は見いだせるはずだ。孤立を防ぐための、つながる「場」にも思いを寄せたい。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年5月16日 
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