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「辺野古回帰」必ず5月末までに五月晴れにしないといけない・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 拝啓、鳩山由紀夫首相。沖縄への空の旅はいかがでしたか。中休みとはいえ雲の多い梅雨空で、眺めはいまひとつだったかもしれませんね

 晴れていれば、島の周囲に広がるエメラルドグリーンの濃淡が堪能できたはずです。生命の揺りかごにも例えられるこの海の豊穣(ほうじょう)さを思えば、新たな基地建設のために沿岸を埋め立てることは自然への冒〓(ぼうとく)だとあらためて感じたのではないでしょうか

 今月4日に来県した際、対話集会の場で発せられた県民の思いは胸にどう響きましたか。訪問先でガラス越しに掲げられた幾つもの「怒」の文字をどう受け止めましたか。聞いてみたいことばかりです

 沖縄の未来に基地は要りません―。4・25の県民大会で、私たちは基地に「ノー」を突き付けました。今月16日には、大雨・洪水警報が出される中で「人間の鎖」をつくり、普天間飛行場を包囲したことはご存じだと思います

 「必ず5月末までに五月晴れにしないといけない」。ひと月前にこう決意を語っていましたね。伝えられている「辺野古回帰」が事実ならば、私たちの願いを踏みにじってなお、晴れやかな日を迎えられるのでしょうか

 今回も駆け足の滞在のようですが、その中でぜひ、首相が出した答えに対する沖縄の心を感じ取っていただきたいと切に思います。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年5月23日 
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