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「てるてる坊主」願いが届かなければむごい結果が待つ・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 時に田畑を潤し、自然の恵みを施す天の機嫌がずいぶんと悪いようだ。ゲリラ的な集中豪雨が全国各地に大きな被害を出している

 平安時代、青天を願う「てるてる坊主」の風習が大陸から伝わった。向こうでは「掃晴娘(そうせいじょう)」と呼ばれ、ほうきを持った女の子を模した紙人形だった。ほうきは福を引き寄せ、女性は霊力が強かったからだという

 公示から約2週間。参議院選挙の候補者たちもきっと明日の天気が気掛かりだろう。晴れるのか、雨が降るかで有権者の出足も違い、選挙結果に影響しかねない。まして県内の期日前投票が低調だ。各陣営からぼやきの声も漏れてくる

 政権政党が候補者擁立を見送ったことも影響しているだろう。基地問題だけではない。生活に密接した重要な課題がめじろ押しの中だ。政権に期待するか、否か。県内有権者の選択肢は狭い

 ただ、一票で政権を代えられると実感できたのはまだ10カ月前だ。今回の選挙はだれを選ぶかで政権の枠組みも一変させる。政策実行にも影響を与え、曇天続きの政界大そうじの第一歩にもなり得る

 童謡「てるてる坊主」は翌日が晴れなら、金の鈴が掛けられる。だが、願いが届かなければむごい結果が待つ。選挙後の政界が有権者にとっての「晴れ」となるか、「雨」になるか。その一票が左右する。(石川達也)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年7月10日 
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