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国籍も文化も違うけど戦争に対するきずは同じ・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 毎週日曜発行の本紙子ども新聞「ワラビー」には時折、大人の読者からも便りが寄せられる

 悩みを相談してきた10代の投稿者に「自分も同じ年ごろのときは、そうだった。大丈夫」などのアドバイス。励ましのメッセージがしたためられていることも多い。ありがたい限りだ

 つい最近、韓国から封書が届いた。差出人は張亨淑さん、82歳。沖縄を旅した孫が持ち帰った6月27日付のワラビーを読んだのだという。「慰霊の日」直後で平和学習の感想を書いた投稿が多く、「俳句大賞」も沖縄忌にちなんだ作品が目立っていた紙面だ

 「国籍も文化も違うけど戦争に対するきずは同じでした。童心は天心だと思いながら感涙の中よみました」。各面の内容に触れながら丁寧な字で書かれた手紙。こちらまで胸が熱くなった

 生まれたばかりの赤ちゃんの命まで奪われた沖縄戦の悲惨さを知り「戦争のない平和な世界を」と訴える小学6年生の投稿には、「戦争の犠牲になるのは罪のない良民ですから、仲良く手をとって平和を祈る子どもの願いがかなうように祈りましょう」と思いを寄せた

 1927年生まれ、波乱の時代を生きてきた世代。日本への複雑な思いも胸中にあるだろうとは想像に難くないが、沖縄の子どもたちに寄り添った温かい言葉が心にしみた。(奥村敦子)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年7月11日 
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