SSブログ

医学の進歩を待つだけではない、健診受診率の低さも克服したい・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「いつもドンパチやる前に聖書に手を置く大統領(ひと)がいる/神の名におき正義に酔いしれて(中略)綺麗(きれい)なサンゴが汚(けが)れても戦争(いくさ)に赴く基地(ベース)は安保(まも)られる」。ロック歌手桑田佳祐さん(54)の歌う「どん底のブルース」の一節だ

 数多くのヒット曲を生んできた桑田さんだが、ほかにも沖縄戦や在沖米軍基地をモチーフにした「ナチカサヌ恋歌」「平和の琉歌」などの曲で、沖縄が置かれた状況の理不尽さを世に問うてきた

 その桑田さんに食道がんが見つかった。父と姉をがんで亡くしていたこともあり、健康には常々気を使っていた。今回も定期健診で異常に気づき、経過観察後の再検査で見つかったという

 日本人の平均寿命は延び続け、昨年のデータでは女性86・44歳、男性79・59歳で4年連続で過去最高を更新中だ。国は三大シ因(がん、心疾患、脳卒中)を克服できれば約7~8歳寿命を延ばせるとみている

 克服とは、医学の進歩を待つだけではない。全シ亡者の3割強を占めるがんも生活習慣病の一つであり、禁煙や食生活改善、適度な運動などで4割は予防可能とされる

 健診受診率の低さも克服したい。桑田さんは早期発見が奏功し、来月の手術後の声帯への影響も小さいようで、年内には復帰の予定だ。元気な姿で痛快な桑田節を聴かせてくれることだろう。(平良秀明)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年7月30日 
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。