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舞台「お笑い米軍基地」戦争や基地の恐ろしさを知り、見た人の心に残るもの・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 たとえば国際通りに生々しい戦争資料館を造り、米の原潜が入港するたびに県を挙げて派手なパレードで歓迎する。スナックでは沖縄戦体験者のトークで接客する―

 沖縄の基地問題解決に、お笑い芸人の小波津正光さん(36)は、日本政府ではなく観光客に直接訴えるアイデアを示す。「そしたら、本土との落差、沖縄の異常さに気づくさ」。ネタか本気か。大きな目がいたずらっぽく笑う

 6年前のきょう、宜野湾市の沖縄国際大学に米海兵隊のヘリが墜落した。東京で活動していた小波津さんの30歳の誕生日であり、舞台「お笑い米軍基地」が生まれるきっかけとなった日でもある

 基地とカネ、爆音、人間の鎖、県民大会、理想と現実、そして矛盾を、県民が共感しウチアタイするコントに仕立ててきた。1年のつもりが6年目の今年も多くの客を集めた。タブーを排するためスポンサーは募らず、独自の表現、笑いにこだわってきた

 独自の表現とは、反戦漫画「はだしのゲン」に通じる。戦争をせずとも、戦争や基地の恐ろしさを知り、見た人の心に残るものを追求してきた。客席では笑い転げても、家に帰ったとき現状を疑う意識が芽生えるように

 小波津さん、基地問題の解決策は? 「ウチナーンチュが米大統領になるしかないです」。ネタか本気か。(平良秀明)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年8月13日 
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