SSブログ

「戦争、地雷やクラスター弾」子どもを危険にさらし脅かされ続ける・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 拳銃やライフルなどとは無縁の生活だったのに、道端から光る石と一緒に薬きょうを集めて大事にしまっていた。一九七〇年代の子どものころの話だ

 不発弾を小学校に届けた南風原町の児童も、こんなふうに興味を持ったのだろうか。それとも、先生に知らせて通学路近くにある身近な危険物を取り除きたかったのだろうか

 先月は不発弾の爆発で若い男性が公共工事中に大けがをした。地雷やクラスター弾の残るカンボジアやイラクと同じように子どもを危険にさらし、「仕事」で不発弾の被害に遭う沖縄の現状は戦後一貫して変わっていない

 五十四年前の本紙は、一九四七年からわずか八年間で爆発物による死者は三百六人、負傷者は五百七十人に及ぶと報じている(五五年四月九日付)。生活の糧を得るためスクラップの収集と、子どもの「爆発物いじり」が多いと警戒を呼び掛けている

 国は、磁気探査の全額負担や被害補償に難色を示しているが、「沖縄だけの特例は難しい」と見ているならば問題の本質を分かっていない。ほかに何百人もの死者が出る都道府県がないから「特例」になるだけだ

 子どもや働き手の命と将来を支えるのは私たち県民の役割であり、その県民を守るのは国の義務である。戦後も「戦争」に脅かされ続けているのは沖縄だけだ。(与那嶺一枝)

大弦小弦 沖縄タイムス 2009年2月1日 
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。