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千両役者ぶりを発揮し、大相撲を支える活躍・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 拳を握り、両腕、あるいは片手を軽く曲げ、顔の前でえいっと突き出すようにするのが最もポピュラーか。大相撲界でこのガッツポーズが「大問題」になった

 引退がかかった初場所で千両役者ぶりを発揮し優勝をさらった朝青龍。優勝決定戦後に土俵上でとった喜びのポーズが、格式を重んじる角界で問題視されたが、賛否は相半ばのようだ

 そもそもガッツポーズは喜びやうれしさの自然な発露。シドニー五輪で柔道の井上康生が見せたそれはのけ反るようにダイナミック。見ている方もテレビに向かいガッツポーズを決めたはず

 一方で、様式美や品格を重んじる国技大相撲の立場を重視する人たちは伝統を支え、伝える相撲道の精神性を説く。確かに、泰然自若の堂々とした態度もまた、魅力ではある

 朝青龍自身も「うれしい気持ちを出しすぎた」と反省の弁を述べている。しかし、あれだけのバッシングを受けながらのあの活躍である。思わず両手を突き上げたくなる心情もまた理解できる

 今や完全な敵役、ヒールとしての地位を確立した朝青龍。ふてぶてしさが物議を醸すことにもなるが、その存在感は唯一無二。行き過ぎは反省すべきだが、その際だつキャラクターは捨てがたい。善し悪しは別にして何かを期待してしまうワクワク感はやはり魅力だ。(崎浜秀也)

大弦小弦 沖縄タイムス 2009年2月2日 
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