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南アフリカ伝統楽器「ブブゼラ」国民の熱気や喜び、興奮の表れ・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 じりじりとした試合展開にやきもきしたファンも多かっただろう。サッカーW杯日本代表のカメルーン戦は大方の予想に反し、虎の子の一点を守り切った

 得点は本田圭佑選手。「チャンスは少ない」と分かっていたにしても、国を背負うほどの緊張の中、期待通りに結果を出すのは非凡な才能に違いない。謙虚さに欠く過去の発言が揶揄(やゆ)されたが、有言実行だった

 アフリカ大陸初開催の今大会は、会場を包む異様な重低音が特有だ。南アフリカ伝統楽器「ブブゼラ」による応援の仕業で、耳栓が必要なほど音が大きく、競技妨害を理由に禁止の声が挙がっている

 ただ、主催側は「開催国の伝統」と認め禁止する気はない。ズマ・南ア大統領が「マンデラ元大統領が監獄から開放されたとき以来だ」と例える、W杯開催を歓迎する国民の熱気や喜び、興奮の表れなのか

 南アはアパルトヘイト(人種隔離)政策を改めてもなお人種間の経済格差や国内治安に課題を抱える。紛争が絶えず、発展途上の国々もまだアフリカには多い

 「サッカーに熱中することで麻薬や犯罪から救われた」「ゴールを挙げることでアフリカを、黒人を認めさせる」とアフリカの有力ストライカーの言葉を紙面で知った。サッカーを通し、彼らが背負う国や人権の課題に思いをはせてみたい。(上間正敦)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2010年6月16日 
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