SSブログ

沖縄ならではのホスピタリティーは微塵も感じられない・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 沖縄の戦後復興の象徴として「奇跡の一マイル」と称された国際通り。ここ十年、第二次奇跡といえるほど変貌している

 観光土産品店に特化されたような街の雰囲気。流暢なヤマトゥグチで客引きする若者は、こっちをウチナーンチュと踏むとチラシを差し出さない。内心、ムッとくるが、どうせ観光客向けだろうと変な納得の仕方で平常心を取り戻す

 変わったのは店のたたずまいだけではない。学生時代によく利用した居酒屋に入ったら小ぶりのグルクンとビールだけで千五百円も取られた。一体どうなっているんだと怒りがこみ上げてくる

 一人でカウンターに座った。開店間もない時間帯だったらしく客はいなかったが、こっちの相手をしてくれる店員がいるわけでもなく、みんな黙々と仕込みを続けている。沖縄ならではのホスピタリティーは微塵も感じられないのだ

 国際通りに限らない。やんばるの観光施設にいったら、トッピングなしの一番安い沖縄そばが七百五十円もした。開いた口がふさがらない。施設建設費が反映されているかも知れないが、変だ

 急激な円高ウォン安で韓国観光が脚光を浴びている。テレビのインタビューに応えて女性が言う。「沖縄へとも考えたが、安くで海外へ行けるから」。観光沖縄も安穏としていられないのでは?(真久田巧)

大弦小弦 沖縄タイムス 2009年1月14日 八葉蓮華 hachiyorenge

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。