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奇跡的に全員無事 飛行機は落ちたらおしまい・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「鉄の塊がなぜ、空を飛ぶのか」。飛行機嫌いがよく口にする言葉だ。飛んでしまうとしばらくは落ち着けるが、着陸の段になって冒頭の言葉が恐怖と相まって頭をもたげてくる

 パイロットはやる気満々に「再び着陸を試みます」とアナウンスした。台湾出張からの帰途のこと。沖縄本島は大型台風に包まれていた。那覇空港上空まできたが、結局は着陸を果たせず、台湾に戻った

 着陸だ、と思わせた後の急上昇が二度あった。内蔵が激しく上下し、血の気がひいた。「勘弁して」とつぶやいた。船なら転覆してもまだ可能性はあるが、飛行機は落ちたらおしまいと恐ろしくなった

 米国の「ハドソンの奇跡」が話題だ。乗員乗客百五十五人。離陸直後に突然、推力を失ったものの、空軍出身のサレンバーガー機長の百点満点の着水で、まさに奇跡的に全員無事だった

 離陸から不時着までわずか五分。国内線だったことも着水をスムーズにした一因だという。仮にこれが国際線だったら、大量の搭載量になる燃料の重みが強い衝撃を生むことになった

 事故原因は鳥と衝突する「バードストライク」で鳥がエンジンに入り込み、推進力を失ったとみられている。県内の空港周辺でもバードストライクが発生しているというから心配だ。奇跡はそうない。防止策が急務だ。(崎浜秀也)

大弦小弦 沖縄タイムス 2009年1月19日 
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