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「時代は変わる」世界の人々にとっても大きな希望・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 オバマ氏にはかつてアメリカが輝いたころの風を感じる。自由を尊び、多様な価値観を受け入れる懐の深い国。だれもがあこがれたアメリカン・ドリームの国だ

 就任式を前に行われた祝賀行事の演説では「建国の父の夢は生き続ける」と、大観衆に訴えた。祝福のステージにたったアーティストらも黒人や社会派といわれる顔ぶれだった

 ブッシュ時代、米国が失ったのは大国の威信だけでなく、多様な価値観を許容する文化ではなかったか。米同時テロの後、平和を歌う名曲「イマジン」が放送自粛の対象になるなど、寛容なき大国に転じたことに失望した

 オバマ政権で外交を担うクリントン氏の姿勢は「スマートパワー」。軍事力重視の「ハードパワー」だけでなく、文化や価値観による影響力も行使する。強権外交からの転換は変化をもたらすのだろうか

 人種差別で抑圧された黒人初の米大統領が二十日(日本時間二十一日未明)誕生する。歴史の大きな転換点となる就任式は、被抑圧的立場にある世界の人々にとっても大きな希望となるだろう

 さて「ハードパワー」の象徴たる県内の米軍基地を新政権はどう考えるのか。輝いていたころの米国でボブ・ディランが「時代は変わる」と歌い世界に風を届けたように、島に新時代の風が吹くのを待ちたい。(久高将己)

大弦小弦 沖縄タイムス 2009年1月20日 
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