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鮮やかな緑の下に、放置ごみ「不法投棄禁止」の看板も効果なし・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 春分を過ぎてうりづんの季節を迎えた。ほどよい間隔で降る雨が野や畑を潤す。すべてが活気づく、一年で一番いい季節だ

 自転車で南部路を回った。イソヒヨドリはせわしなく飛び回り、パートナー探しのメジロは茂みの中でこぶしをコロコロ回して元気に歌っている。越冬サシバは南風に乗って北へ帰ったのか、ここ二、三日で姿が見えなくなった

 海に面した斜面のコースは、適度なアップダウンやコーナーがあって飽きない。民家が点在し、のどかなたたずまいを見せている。団塊世代の沖縄移住地として人気が高いというのも、うなずける

 そんな雰囲気がぴったりなのだろう、カフェの看板が方々に立って誘うので、勝手に「カフェ街道」と呼んでいる。気分しだいでフラリとわき道へ。海辺に降りて潮風を吸う、陸側へ登れば見晴らしのいいポイントにたどり着く

 だがある日、大里城跡に登った道端の放置ごみに驚いた。空き缶、ペットボトル、レジ袋、洗濯機やテレビの残骸…。役場や警察、墓の主が並べるように立てた「不法投棄禁止」の看板も効果なし

 やんばると違い、南部の緑地は人家が近く里山の風情がある。それだけにごみも捨てられやすいのだろう。でも、目に鮮やかな緑の下に、プラスチック製品が散乱しているなんて想像したくない。(山城興朝)

大弦小弦 沖縄タイムス 2009年3月21日 
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