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青々とした地球で非核の花や実がなるために、平和の肥やしをどう注ぐか・・・ 大弦小弦 八葉蓮華 [大弦小弦]

 「非核平和 永久に護らす 神あらば 青き地球は 亡びざるべし」。広島と長崎で二度被爆した山口彊(つとむ)さんが詠んだ歌だ(8月10日付本紙)。黒い地球にしてはいけないとの願いが込められている

 広島市が、長崎市とともに2020年の夏季五輪招致へ動き出した。同年は平和市長会議(会長・秋葉忠利広島市長)が提唱している核廃絶の目標年でもある

 招致構想は、急拵(ごしら)えにも見えるが、秋葉市長は昨年9月、市の広報に「夢」として提案。核廃絶実現を「21世紀最大の出来事」とし、20年五輪は「戦争や紛争を中止するための働き掛けを全力で行う行事」と位置づける

 非核の「夢」は、世界に広がっている。プラハ演説で、オバマ米大統領がまいた種は、ノーベル平和賞決定で芽を出し、今回の五輪招致で葉を広げたようにも映る。青々とした地球で非核の花や実がなるために、平和の肥やしをどう注ぐか

 確かに道は険しい。世界にはびこる核信奉を阻むことは不可能にも見える。被爆地、広島と長崎の提起は未来を探る試金石だ。頑(かたく)なな核抑止論を解きほぐす努力を続ける必要がある

 山口さんは、90歳を超え、なお原爆の酷(むご)さを語り続ける。ひたむきな姿勢を見習い、これからの招致運動を、被爆の現実を世界へ伝えるための好機にしたい。(平良哲)

 大弦小弦 沖縄タイムス 2009年10月12日 
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